不動産や家は一生に数回しかない数少ない機会であり、大きな買い物でしょう。購入するときは住宅ローンを組んで現金でのお支払いをする方が多いとは思いますが、クレジットカードでの決済は可能なのでしょうか?
今回紹介するのは、不動産の購入とクレジットカードの扱いに関してです。クレジットカードですとポイントも貯まるしお得!と思っている方はぜひ参考にしてみてください。
◆クレジットカード決済ができるカードもある
結論からいうと、不動産の購入にクレジットカード決済ができるかどうかは、クレジットカードの種類と不動産会社によって異なります。通常のクレジットカードですと限度額によっては引き落としが出来ない場合もありますし、不動産会社が拒否すれば不可能になってしまいます。
クレジットカードの種類については、
・VISAデビットカード (銀行から直接引き落とし)
・法人カード (限度額が無限)
・アメリカン・エクスプレス ブラックカード (限度額がない無限カード)
などであれば可能でしょう。
◆不動産業界のクレジットカード決済の扱い
不動産はどうしても高額になってしまうため、クレジットカードが参入できかねる問題もあるでしょう。そして不動産の中でも購入と賃貸ではまた違います。
クレジットカードでの利用が可能になることで、不動産業界全体が大きく変わる、メリットとデメリットをみていきましょう。
【クレジットカード決済が出来ることのメリット】
・手元にお金がなくても、転居できる(賃貸)
・「リボ払い」機能を使うことによって、契約金の分割が出来るようになる
・クレジットカードを利用した分ポイントが貰える
・貯金を気にしたり、ボーナスまで待ってもらうなどをする必要がなくなる
・契約する時間に左右されず、高額な現金を持ち歩く必要がなくなる
【クレジットカード決済によるデメリット】
・カード手数料を不動産会社や貸主や売主が負担しなければならなくなる
・お金が届くまでにタイムラグが生じてしまう
などが挙げられます。
一見メリットが多くデメリットが少ないようにも思えますが、
「不動産会社や貸主・売主がカードの手数料を負担」となれば反対するのも当然ですよね。
賃貸において家賃や初期費用のクレジットカード払いは普及し始めているようですが、購入に関しては庶民的ではないでしょう。
戦車や車も買えるようなブラックカードなど、セレブが持っているカードであればもしかしたら可能、と結論づけておきます。いずれにしても、限度額によっては可能になる範囲です。
今後、どのように変化するかわからないFinTech※ですが、さらなる動きに注目していきましょう。
※FinTechとは…「finance(ファイナンス)」と「technology(テクノロジー)」合わせた造語です。テクノロジーによって、金融業界の幅も広がるといわれています。
◆まとめ|不動産がカードの限度額を上回るようなら不可
いかがでしたか?
不動産業界におけるクレジットカード決済はまだあまり普及していないことがわかりましたね。
また、出来たとしてクレジットカードの限度額により、不動産が限度額を上回っているようでしたら物理的に厳しいと思われます。
今後、FinTechが拡大されることが予想されていますが、今のところクレジット決済が出来る人・会社は極わずかであると言わざるを得ません。
これからの動きにさらに注目していきましょう。
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