マンションから一戸建てへの住み替え、メリット・注意点

子供時代に住む家はより思い入れが強くなるものです。マンションも一戸建てもそれぞれにメリットがあります。マンションは敷地内に公園があったり、友達がいたり一戸建てにない魅力があります。一戸建ては自分たちだけの生活やガーデニングなどが出来る庭があればさらに伸び伸びと生活することができます。一戸建てに住む子供はマンションに憧れ、マンションに住む子供は一戸建てに憧れるもの。

しかし、大人になるとどちらも経験し一戸建てへの憧れは強まる人が多いのです。そこで、マンションから一戸建てに住み替えるときはどういった点を気を付ければいいか、そして改めてメリットを考えていきたいと思います。

◆マンションから一戸建てに住み替えるメリット

庭のある生活ができる
両隣・上下階への気遣いがいらない
管理費・修繕積立金などの「固定費」がかからない
家を出たらすぐに外
ペットを自由に飼える
自由度が高い

一つひとつ紹介していきましょう。

マンションから一戸建てに住み替えるメリットの大部分は、「庭のある生活」ではないでしょうか。お花が好きな人は庭でガーデニングを楽しめますし、お料理が好きな人は家庭菜園も出来ます。安心安全な無農薬食材を自宅で育てることが出来ちゃうんです。庭があることで、マンションでは出来なかったことが出来てしまいます。

そして次に一戸建ては、隣人への配慮があまりいらないのもメリットでしょう。マンションであれば両隣や上下階への気遣いは必須です。大きな音を立てることや、テレビの音、話し声、シャワーの音なども時には気を付けなければならないこともあります。家族に我慢させることなく、子供は伸び伸び、親は余裕を持って過ごしていけることでしょう。

また、個人的に一番大事だと思っているのが管理費や修繕積立金などの「固定費」です。一戸建てはそういったものがありませんが、マンションは絶対にかかってしまいます。住宅ローンと管理費などを合わせての出費なので、毎月の固定費がかさみます。管理費や修繕積立金はマンションを運営していく上でとても大事な費用であることは間違いないのですが、「共同生活」なので管理組合などにも参加しなくてはならず、貴重な時間とお金がかかる印象はどうしても拭いきれません。

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細かいところでいえば、マンションは家を出るまでの時間が長いことが挙げられます。例えば駐車場にいくまでの時間が短くて済みます。マンションはどうしても自分の家のドアからマンションを出るまでにかかってしまう時間がありますので、不便な場面はいくつかあります。家を出るまで天気がわからなかったり、重い荷物でも自宅まで運ばなければならなかったり。

また、一戸建てはペットを飼うのが自由に出来ます。最近ではペット可のマンションも増えてきましたが、周囲への迷惑や壁紙など気遣わなければならなかったり、事前に申告しなければなかなかったりとやる事が多く、まだまだ「自由度」は低いでしょう。その点、一戸建ては自分たちの思い通りに生活することができるので「自由度」はかなり高いと言えるでしょう。

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◆一戸建てとマンションの違い

一戸建てのメリットは多くあるように思いますが、もちろんデメリットもあります。また、マンションには出来て一戸建てに出来ないこともあります。

一つの事柄を挙げ、それぞれの違いを見ていきたいと思います。

◇物件価格

大体同じ条件にすると、一戸建ての方がマンションよりも高いと言われています。マンションは共同物件なので、一世帯当たりの土地の持ち分は一戸建てと比較すると少なくなります。その分、マンションは価格が低くなっているのです。

◇修繕費

マンションは月々に管理費と修繕積立金などがかかります。それに対して、一戸建ては毎月にかかる費用はありません。しかしその分、築年数を重ねていく毎の建物の劣化は、今後修繕が必要になることもあります。将来的に修繕費を積み立てておき、大きな修繕も計画に入れておく必要があるでしょう。

◇セキュリティ

マンションはオートロックや監視カメラで守られていますが、一戸建てにセキュリティを導入するとなると大がかりです。セキュリティ会社に個人で入らなければならず、空き巣や放火など防犯対策も行わなければなりません。また、マンションよりも一戸建ての方が犯罪者のターゲットにされやすい傾向があります。

◇家そのものの性質(気密・断熱・保温)

マンションは四方上下を建物が囲っているため、室内は暖かく、またそれを保つことができます。一方、一戸建ては四方上下を地面や外気に覆われているため、室内を温かく保つことは難しいです。

このように、マンションと一戸建ての違いは少なからずこれだけあります。家の作り自体が異なるので、どちらが自分に、そして家族に合っているかよく考えてみてください。

◆マンションから一戸建てに買い替え、住宅ローンはどうする?

マンションから一戸建てに買い替えを行う際、避けて通れない住宅ローン問題がありますね。もちろん、住んでいるマンションのローンが残っていなければ問題ありません。

しかし、まだ返済中の場合、どうすれば良いのでしょうか?

結論からいうと、ローンが残っていても住んでいる家を売却し、新しい家を購入することは可能です。しかし、売却するとなるとローンの残債分は一括返済しなければなりません。

ローンの一括返済は

手持ちの現金で返済
売却代金で返済
売却代金+不足分を現金で補填して返済

の3パターンがあります。

1,2番は特に問題がありませんが、3番に関しては返済分を補う必要があるため、資金集めを行わなければなりません。預貯金、新しい借金、保険の解約、株式の売却などで資金を集めましょう。場合によってはそれでも補えないかもしれませんし、生活に支障が出てしまうかもしれません。

その際、最終手段として新しいローンを組む「ダブルローン」を検討するようになります。ただし、このダブルローンはリスクが高くおすすめできません。

ダブルローンを使って不動産を売却するには?

マンション買い替え時にダブルローンしないで済む方法

どうしても住み替えが必要な場合は、買い替えローンを利用しましょう。買い替えローンとは、今の住宅ローンにこれから購入する物件のローンを上乗せできるものです。借り入れ額が上がるので、審査も厳しくなります。

買い替えローンを使って上手に不動産売却しよう

以上を踏まえ、しっかり考えた上で申し込みましょう。

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