大手不動産会社と地域密着型の中小企業、どちらが良いの?

この問題、実に難しいんですよね。
大手は広告費をたくさんかけれるなど大手の良さがありますし、小さい会社は地域のことを良く知っている安心感などの良さがあります。
大手がいいか?地域密着型の中小企業が良いか?という問題は、不動産関連のHPや書籍でも特に取り上げられている問題です。
そして答えがなくて迷ってしまう問題でもあるんです。
今回は、管理人なりに出した答えがありますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

それぞれのメリットをおさらい

大手業者のメリット

大手業者のメリットは多くあります。
例えば豊富な資金力、そして膨大な数の顧客、それから得られる統計など。この3つを持っているだけでも大手が良いと感じてしまいそうですね。
そして、レインズが登場してからもそれは変わりません。
レインズ(REINS)とは建設大臣から指定された全国4個所の不動産流通機構が運営している「不動産の情報交換のためのオンラインシステム」のことです。
これによって、会員になった登録業者であれば閲覧することができるようになり、情報共有が簡単に出来るようになりました。

しかし、レインズという便利なシステムが出来たとしても、大手の魅力は変わりません。強みの多くは大手だからこそ出来ることだと思います。
資金力があるので宣伝にもしっかりとお金をかけることが出来ますし、これまでの顧客から統計を取りデータ数は圧倒的な差があります。
また、大手は過去のデータも取っています。例えば「ある駅から何分圏内の3000万円以内のマンション」と一度データに入っている方は購入しなくても検討の段階でリストに入っているため、統計的に導き出すことが出来ます。顧客データをリスト化したものを持っているので、量では中小不動産業者はかなわないでしょう。

地域密着型の中小企業のメリット

大手以外はほとんどが中小でしょう。その地域にある不動産をイメージしてみてください。その地域に長年いて、地域密着型の不動産。その土地にいるからこそわかる点もあるでしょう。
数年前は中小企業の弱点だといわれていた「情報量」も、レインズでカバーできることによって、大手との差異は埋まりつつあります。
また、地域に密着した中小企業はその土地だから活かせる営業力と信頼がありますので、大手にはない人同士の繋がりを重視されるようでしたら、絶対にそこのが良いでしょう。

不動産は特に同じものは二つとないかけがえのないもので、地域の人が一番わかっている部分が強いと思うので、大手に強い魅力を感じていなければ中小の不動産のほうが手厚くやってくれるかもしれませんね。
特に地方は地元感が強く、長年勤めていたりそこに住んでいるからわかる情報、密かに握っている情報など、地元民同士の結束があります。
大手不動産は転勤なども多く地元ではない場合が多く、その土地に強いというのはもしかしたら一番の強みになるかもしれませんね。

レインズ最強説

先ほど軽く出てきた「レインズ(REINS)」。
これが出来てからとっても便利になりました。日本全国の不動産業者を一つにまとめることが出来たことによって、情報量では大手業者や中小企業が平等になり、利用するのも便利になりました。
どのように使うかというと、例えばAさんが物件を売りたいと思い不動産やさんを訪れたとします。
そうすると、契約したB業者は決められた期間内にレインズにその情報を登録します。
それによって、日本全国の不動産業者はこの情報を見ることが出来ます。ひと昔前は、不動産会社が所有している不動産から選んだり、会社を通じての部分が大きかったですが、レインズが出来たことによって大手だけではなく日本全国の不動産が閲覧できるシステムを共有することが出来るようになりました。
この変化は大きかったでしょう。情報量はどちらも同じ。あとは顧客数と営業力、信頼などが重点的になってくるのではないでしょうか。

管理人的まとめ

・大手不動産会社のメリットは顧客の数。膨大な数の統計があるので、過去と現在の顧客から割り出すことが出来る。
・大手不動産会社のデメリットとしては、地域に根付くものがわからないことが多い。地域の人しか知らないことに疎いなど。
・中小の不動産会社のメリットは、長年その土地に住む方の営業力、信頼が大きい
・中小の不動産会社のデメリットは、顧客の差による統計力。大手のような膨大な顧客はかかえられないので、統計的な面で弱い
・レインズ(REINS)によって情報力の差はだいぶなくなった。

⇒重視するポイントで選んでみるのもあり。
⇒もしくは、どちらも検討してみて、良かった方を選択する!

だから大事!不動産売買の仲介業者を失敗したらこんなリスクが!

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