不動産売買の詐欺に注意！手口を知っておこう

不動産売却をするとなったとき、素人だけではなかなか難しいものになります。
だからこそ、不動産業者を利用して売却を行うわけですね。（⇒不動産一括査定を利用して楽しよう♪メリットとデメリットを理解）
しかし、残念ながら、この不動産業者の中には「悪徳業者」と呼ばれる詐欺集団も紛れ込んでいます。
こうなってしまうと、ある程度、自衛をする必要も出てくるわけですね。
ということで、ここではニュースなどでよく目にする詐欺手口について一緒に勉強をして、自衛ができるように知識を身に付けていきましょう。

見出しを読んで「そんなことあるの？」と思われてしまうかもしれませんが…本当にあるのです。
この詐欺の厄介なことは、被害者が2組になってしまうということです。
当然「土地を購入した人」そして…「元々、土地を所有していた人」。
特に後者の「元々、土地を所有していた人」に関しては、完全に降って沸いたような話で、なかなか理解することができない状況です。

詐欺を行う場合、自然と様々な契約書だったり、委任状だったり、土地権利書を偽造することになります。
（中には本当の書類を用意してくることもありますが）
偽造をしたもので、処理をしてしまい、そのまま本当に名義が変わってしまうパターンですね。
もちろん、このようなことは簡単にできることはありません。
ただ簡単にできることではない部分をついてくるのも詐欺の手口ともいえます。
嘘のような本当の話なので、このような詐欺があることは頭に入れておきたいところ。
特に、元々の土地の所有者は、定期的に登記簿の内容を確認するなど、対策を練っていく必要があるでしょう。
（かなり面倒ではありますし、確率的には非常に低いため蔑ろになりがちですが…完璧に防ぎたいというのであれば、労を惜しまずに確認するようにしましょう）

ニュースでよく目にする不動産詐欺の1つ…それが遺産相続を巧みに利用した不動産売買です。
ご存知の通り、遺産相続にかかる税金というのは、群を抜いて高いです。
なぜ、そんなに税金を取られないといけないのか？と、怒りを覚えてしまうほど。
このような心理が、一般的に根付いているため、詐欺をする側にとっては、まさにネギを背負ったカモ状態になっているわけです。
「この一般論を利用しない手はない」と。
相続税を支払わないでよい方法が少しでもあるのであれば、その方法を選択したいと思っているわけですから、本当に簡単なものですよね。

手口は非常に単純です。
詐欺グループが、土地売買の仲介役を買って出て、そのまま現金を持ち逃げするパターンです。
具体的にはこうです…。

①親名義の土地を詐欺グループが購入
②購入した詐欺グループから子が買い取る

まず、このように話を持ってきます。
当然、このような流れで話を進めてしまえば、詐欺グループは、単純に土地売買をしたときの差分しか利益にしかなりません。
これでは割に合わないため…この話をもっていきつつ、言葉巧み、先に子からお金を貰っておくのです。
つまり…「子から詐欺グループがお金を預かり、その預かったお金で親から土地を買い取って名義変更していきます」というようなイメージになります。
「先に子がお金を支払うことはありえない」と、文章を読んでいるだけであれば感じるかもしれませんが…。
不動産売買の世界は、どうしても専門用語が飛び交う世界になるため「そんなもんか」とついつい思ってしまうのです。
ともあれ、相続税のマイナスなイメージを上手に利用した詐欺となるため、このような話を持ってきた場合、警戒心を強めて対応していくことを強くお勧めします。

⇒不動産売却が絡む「詐欺」の手口は？またその対策は？

そもそも不動産投資の世界は、どうしても詐欺がしやすい世界のため横行しているのが現状です。
先のような話はもちろんのこと「利回りがよいから」「銀行に預けておくよりもお得だよ」など、様々な儲け話を持ってきて詐欺をしようとします。
だからこそ、しっかりと注意をしていく必要があるわけですね。
不動産投資を始め、不動産賃貸収入、不動産売買と、不動産は、色々なお金の稼ぎ方があります。
このような汎用性を見せるところには「詐欺グループが紛れ込みやすい」という頭で、利益を上げていく必要があります。
そもそも、不動産投資などで利益を上げるというわけではなく、単純に引っ越すために、今まで所有していた不動産を売却するという場合も同様です。
兎にも角にも、不動産を扱う場合は、石橋を叩いて渡ることを意識して話を進めていくことが重要になってきます。

先ほども少し触れましたが、不動産の世界は、素人からしたら聞きなれない言葉が行き交う業界です。
したがって、業者だったり司法書士だったりに、任せっきりになる可能性が非常に高いです。
しかし、任せっきりになってしまうと、当然、詐欺に遭ってしまう可能性がどうしても高くなってしまいます。
だからこそ、しっかりと自分自身でも勉強をして対応していくことが大切です。

⇒【わかりすぎ注意】不動産業界の隠し用語・略語を知ろう！チンマン？のっけ？