不動産はこれからタダで住める時代になる!?売却は計画的に

不動産がもはや価値を生まないものになる日が刻一刻と迫っています。

これからの時代、家には困らないかもしれません。住むところがタダになるかもしれないのです。

タダで住める時代とは?!常識が非常識になってもおかしくない不動産事情、未来を考えていきます。

◆不動産バブルの崩壊はアパートから始まる

いま盛んに行なわれているのがアパート建設です。その勢いは年々上昇していて、今年発表された新設住宅着工戸数は、新築住宅が2年連続で増え100万戸目前です。その中でも貸家が増えており、4割がアパートやマンションの建設で、その比率は前年比で10.5%に大幅に増加しています。

一方、日本の空き家問題と人口減少は社会問題となっており、15年後には空き家の数が現在の2倍の2000万戸を上回るといわれています。これは投資家や大家さん、不動産に関わる人にとって重大な問題です。

でも、おかしい点があることに気が付きましたか?空き家が増加している一方で、新築住宅の建設は増加しているのです。それは、長期的にみると不動産バブルの崩壊を表しています。不動産市場のどこかでひずみが生まれ、崩壊していくと考えられます。

この事実は、金融庁・日本銀行がそれぞれ発行するレポートでも触れており、警鐘を鳴らしています。その上、海外では金融引き締めに方向が向かっているにもかかわらず、日本は緩和していてお金の流通が盛んになっています。統計からみると、バブル期より「カネ余り」の状態のようです。むしろ、自然とバブル崩壊に向かっているのかもしれません。

◆いよいよ、「タダ」の時代へ…

仮の前提として、バブルがポーンとはじけたとすると、不動産を抱える大家さんはどうなると考えられるでしょうか?借り手を必死で探すものの、世の中にはアパートやマンションが有り余っています。賃料も下がりますが、借りてくれる人は少なくなります。そんなときに、大家さんが最終手段として用いるのが「フリーレント」です。

「フリーレント」とは、名前の通りタダで借りることが出来るものです。通常は入居して数ヶ月の期間タダにし、その期間が過ぎると通常の家賃がかかってくる仕組みになっています。不景気になるとこのシステムが多く用いられます。

この仕組みを利用すると、ずっとタダで借りることができます。滞在期間が短くなってしまったり、引っ越し費用がかかるといったデメリットはありますが、荷物が少ない人はシンプルに生活できるので便利です。また、今はフリーレント期間は3ヵ月ほどが多いですが、今後は半年、1年とフリーレントの期間が長くなるといわれています。この仕組みをフルに活用してしまえば、家賃を払う人がいなくなってもおかしくないのです。これは、利用者にとっては嬉しいニュースですが、大家さんにとっては恐ろしい未来です。真剣に不動産の見直しを行った方が良いかもしれませんね。

◆大家さんにとっての脅威、「不動産バブル崩壊」「フリーレント」…

これまで紹介してきて、なんとなくご理解いただけたと思いますが、不動産の未来は暗いです。
大家さんにとって、脅威となることが多すぎます。

不動産バブル崩壊
フリーレント
空き家増加問題
人口減少問題

これらがどのような状況になっているかは、おおよそ予想がついていて結論が出ています。
それぞれ深刻な問題であり、「不動産に価値が無くなる日がくる」というのはおそらく紛れもない事実のようです。

今後、不動産をどうするかはしっかり考えた方が良いでしょう。借り手がいないために借金まみれになるなんてことは避けてくださいね。

◆他の活用方法も視野に入れてみては

基本的に、不動産の活用方法は

貸す
売る
活用する

の3つに分類されるでしょう。

いますぐに売却はちょっと…という方は、他の方法も視野に入れて考えてみてはいかがでしょうか。

地域の「憩いの場」に活用する方法や、「民泊」として活用する方法など、不動産の価値は活用方法によって変わります。賃貸や売却するだけではありません。違う利用の仕方などがないか考えてみてください。

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