マンションの購入を検討したことはありますか?
そのとき優先するのは新築?中古?どちらでしょうか?
新築・中古のメリット・デメリットはなんとなく想像が出来る方もいらっしゃるかとは思いますが、比較するときにどういった点に違いがあるかもう一度おさらいしてみましょう。
マンションの購入を検討していて、新築・中古で迷ってるのであればぜひ参考にしてみてくださいね。
◆新築マンションのメリット・デメリット
メリット① 最新モデルを使える
新築マンションを購入するメリットは、なんといっても生活用品が最新になる点でしょう。
浴室・トイレ・キッチンは最新のモデルになるでしょうし、床暖房がついていることが多いです。あとは、ディスポーザーがついています。また、変わった例でいうと細部までこだわる人で「ドアノブ」を気にする人がいました。その人いわく、ドアノブには移り変わりがあるようで、最新のものは「薄くて洗練されたもの」だということです。新築にするとこの薄い最新のドアノブにすることもできます。
メリット② 色を変更できたり融通が利く
あとは床の色を変えたり、決められたメーカー内で変更できるなどの融通を利かせることもある程度できます。大幅な変更はできないかもしれませんが、同じメーカー内での変更などは可能にしてくれる場合があります。新築だからこそ、自分好みにできるチャンスですね。
メリット③ 耐震が安心
最近では震災も多発していて、自然の驚異は甘く見れません。新築マンションであれば、耐震面でも安心できますね。多く物件のアピールポイントにもなっています。築数十年ともなると老朽化は否めませんから、中古マンションと大きな差をつけることが出来る点でもあるでしょう。
メリット④ 転売がしやすい
新築マンションを購入する人の多くは、転売も視野に入れているそうです。マンション付近のオススメポイントや特色を上手にアピールすることで、売れやすくなるかもしれません。
つづいては、新築マンションのデメリットです。
デメリット① モデルルームだと実際の生活をイメージしずらい
新築マンションを検討するとき、ほとんどの場合見れるのはモデルルームでしょう。モデルルームは非常にキレイです。キレイすぎるほどに。ピカピカのコンロにはルクルーゼが置かれ、ソファはカッシーナ、アクタスのテーブルの上には上手に配置された大倉陶園の食器たち。素敵な空間ではありますが、非現実的でもあります。物も少なくプロによって配置された空間は実際の生活を感じさせません。手持ちの家具の配置や収納などをイメージさせずらくするでしょう。
デメリット② すべての階の金額が丸見え
多くの場合、貰うパンフレットには各階の間取り・値段が書いてあります。参考になるので非常に助かりますよね。しかし、実際に購入した人はほとんどの方がこのパンフレットを捨てないでしょう。ですので、生活する際も他の階の家まで金額を把握できるのです。マンションの住人であればお互いに。すると、階数によるマウンティングが生じるんです。これはマンションあるあるなのですが、階数が高い方が偉いという認識があるのです。それはそれは自然と。そうなると、同じマンション内でも最上階に住んでいる人には「すごーい!きっと景色素晴らしいでしょう!遊びに行きたいです~」という会話になり、低層階だと「そうなんですね~…」という絶妙な気まずさが生じることも考えられるでしょう。
◆中古マンションのメリット・デメリット
◇中古マンションのメリット① 希望の場所に住める可能性が高い
新築マンションは一棟丸ごと売り出している場合が多いですが、中古マンションはチラホラ出てくるのを待ちます。そのため、中古マンションであれば希望とする場所に住めるかもしれません。それは確率の問題ですが、タイミングと希望が合えば可能性は無限大です。
◇中古マンションのメリット② 多種多様な間取りを見れる
中古マンションを色々見ると、たまに面白い物件に出会えます。例えば、1・2階が繋がっていて2階分で一軒になっているようなところです。メゾネットタイプの物件はすぐに売れます。中古マンションは、様々な間取りを見れるので選び放題です。リフォームやリノベーションをするとしても、土台となる間取りはやはり大事です。
◇中古マンションのメリット③ マンションの現状を知れる
既に建っていて入居者もいる状態なので、周辺にどんな人が住んでいるのか、マンションの現状を知ることが出来ます。危険な隣人が住んでいたら、避けることが出来るのは中古マンションのみでしょう。実際に住んだ人から情報を得ることもできますし、日当たりをみること、不便に感じることを住む前に把握できます。
中古マンションのデメリットは一つだけです。
◇中古マンションのデメリット① 新しくない
これはそのまんまデメリットですね。新築とは違います。最新のバスユニットや床暖房やディスポーザーがついているとも限りません。新しくつけるとしたら数百万円はかかってしまいます。また、知らない人が住んでいたところに住みたくないという意見もあります。
フルリノベーションしたとしても、玄関のドアやバルコニーなどの共有部分はリフォームが出来ません。完全に共有部分をなくすことは出来ません。
唯一にして最大のデメリットといえるでしょう。
◆まとめ|間取りと場所で選ぶと良いかも
それぞれにメリット・デメリットがあります。
新築マンションは誰も使っていない家に住む気持ち良さがあるでしょうし、中古マンションなら多種多様な物件を見れて選びに選んで決断が出来るでしょう。
しかし、マンションの購入において大切だと思うのは、間取りと場所でしょう。そこは最も変えようのないところだからです。個人的には、耐震リスクをクリアした中古マンション推しです。
中古マンションであればリフォームやリノベーションで内装は格段にキレイになります。新築マンションと中古マンションのいいとこ取りをすることが出来ます。