【人生100年計画】老後の生活は本当にその家で大丈夫?

人類の平均寿命は食生活では医療技術の向上などによって年々上がってきています。

厚生労働省の簡易生命表の概況によると2017年における日本の平均寿命は、男性が80.09年、女性が87.26年となっています。

1947年から比べると、だいぶ伸びているのがお分かりいただけるでしょう。

これからの皆さんは異次元の高齢化時代を生きていくことになります。日本の人口が1億人を超えた1966年、65歳以上の比率はわずか6.6%、高齢者は660万人でしたが、総人口1億人を割ると予想される2053年には65歳以上が4000万人に迫るといわれます。異次元の高齢化時代とは、同じ1億人でも意味がまったく異なる時代を生きていかなくてはならないのです。100歳人生が既定のものとなると、60歳の定年から40年間生きなければなりません。

人生のどこかの段階で改めて自分と向き合い「人間として生きることとは何か」と自身に問いかけ、今までと違った意味での”知の再武装”が必要となります。その知の対象が生命科学、AI・IoT、経済、哲学、宗教、文化であれ、歳を重ねていきつつ新しい先端的研究成果を吸収し、自分自身の知の再武装をしていかなければならないのです。

時代とともに技術は上がり、寿命は延びているというのに、ライフスタイルやライフプランはそのままで良いと思いますか?
寿命に合わせて、ライフプランも変化していくべきではないでしょうか。

今回紹介するのは、【人生100年計画】に向けて、どういった変化が起こるのか、どういった変化を起こすべきか、より具体的に解説していきます。

平成⇒令和時代、人生100年プランを立ててみてはいかがでしょうか。

◆どんな変化があった?これまで

歴史をさかのぼると、人類の進化が見えます。

アウストラロピテクスやら北京原人やら、人類の体も進化しています。
テクノロジーの進化はさらに目まぐるしく、黒電話からiPhoneになるまで約35年ほどです。
こんな未来になるとどれだけの人が予想できていたでしょうか。

また、進歩は確実に早くなってきています。
これからの時代はどうなっていくのか、もはや何でもあり得る時代に突入していくわけです。

【これまでの進化】

・体の進化
・食べ物の進化
・居住地・居住形態の進化
・ルール・法律の変化
・貨幣の変化
・黒電話⇒iPhone

◆今後どう変化する?これからの予想

これから、人生100年時代だといわれています。
それに向けて様々なことが変化してくるでしょう。
これまで定年は60歳が一般的でしたが、100歳まで生きるとなると当然、定年も伸びるかもしれない。
さらに、現在は年金の支給開始は65歳だが、今後伸びる可能性もある。現在のゆとり世代は年金の支給額が極端に減るといった噂もあるほど、かなり不透明なものになってしまいました。

主に見直しておいて損はないな、と感じるのが「住居」と「年金」と「保険」です。

ここで掘り下げていくのは主に「家」についてです。まずは住居を安定させ、人生プランについて考えていこうと思います。自分自身や家族の生活の見直しにもなるので、定期的にやっておいて損はないと思います。

時代の変化を知ることで、自分たちの暮らしにも適用していかなくてはなりませんからね。

◆「住居」の見直しポイント

サラリーマン世代は「35年ローン」が常識になった現代、100年人生においては何年ローンが当たり前になるのか?

住居についてはまだまだ未知であり、ローンを組んで家を限定するのはまだリスクがあると考えています。

現在は暮らしの多様化も進んでいます。

例えば、

持ち家
賃貸
民泊
アドレスホッパー

などなど。

順番に説明していきます。

持ち家

持ち家の人が見直すべき点は、なんといっても「老朽化」でしょう。
例えば35年ローンで住宅ローンを組み一生涯同じ家に住むとすると、その間の老朽化は凄まじいでしょう。
その問題と向き合ったとき、不動産は一生モノではなく、生活スタイルやライフプランに合わせて住み替えていくものだと考えます。

持ち家を所有している人にとっては、売却するタイミングを間違えず、高値売却を実現していただきたいです。

賃貸

割合としては賃貸で生活している人が多いのではないでしょうか。
賃貸で生活していくためのデメリットはただ1点。「固定費がかさむ」ことです。
生活費とは別に固定費がかかると、病気になったときや職を失ったときに家計を圧迫します。

生涯賃貸でいると決意した人以外は、持ち家のメリットも理解しておいた方が良いでしょう。

民泊

「民泊」とは、貸したい人が借りたい人に貸すサービスのことで、代表的なのがAirbnb(エアビーアンドビー)というものです。Airbnb(エアビーアンドビー)とは、「空いている家や部屋を貸したい人」と「借りたい人」をマッチングさせるサイトのことです。いま巷で話題の「シェアリングエコノミーサービス」の一つです。「民泊」を仲介する立場のようなイメージ。

住まいの多様化によって生まれたのが民泊です。民泊はかつてはグレーゾーンでしたが、2020年の東京オリンピックに向けて、ホテル不足問題など直視しなければならなくなりました。

不動産活用の革命「Airbnb」とは?売却前に民泊として利用
空き家を売却せずに民泊として活用する?「民泊問題」を徹底解説

アドレスホッパー

「アドレスホッパー」とは、adress(アドレス、住所)とhopper(ホッパー、次々と移動する人)を合わせた造語で、特定の住所を持たず国内外を移動しながら暮らすライフスタイルのことです。
主な住居は、友人宅やAirbnbでみつけた部屋やホテル、旅館、コワーキングスペースなど。
ただし、住所不定ではなく、シェアオフィスやバーチャルオフィスなどの特定の住所を住民票を登録しています。

こうした暮らしが当たり前になってきたとしたら、賃貸で借りる人は少なくなり、不動産業界は衰退していくかもしれません。

いずれにしても、様々な暮らしが予想される時代に突入したわけです。

これまでの固定概念は通用しなくなるかもしれませんよ。

◆まとめ│人生100年時代にいよいよ突入!先見の明を持とう

ここまで、住まいの移りかわりや今後のライフプランの計画など、一人ひとりが将来について考えるべきことを紹介していきました。

瞬く間に過ぎていく世の中で、自分自身も柔軟に変化し、知識をつけていくことが今後求められていくでしょう。

もうすでに人生100年時代に突入しています。先見の明を持ち、時代に乗り遅れないよう、自分を見失わないように生活していきましょうね。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする