不動産は高価なものです。高額な取引になることが予想されますが、フリマアプリの「メルカリ」や、オークションサイト「ヤフオク」で売買は出来るのでしょうか?
素朴な疑問に真面目にお答えします!
◆メルカリの場合
◇上限金額
最近なにかと話題の「メルカリ」ですが、上限金額は
999万9,999円
となっています。クレジットカード払いでも上限金額はこちらです。
以前は29万円でしたが、変更され引き上げられました。
売上金やポイントでの購入も可能です。しかし、なかなか上限金額いっぱいを使う強者はいないと思います…。
ですので、30万円以上の高額の購入であればクレジットカードが必要でしょう。コンビニ払いやATM払いの上限金額は30万円未満(商品代金+決済手数料100円)に設定されています。コンビニのレジに100万円とか入っていても不安ですよね。犯罪防止面から観ても30万円は妥当だと言えるでしょう。
【まとめ】
・999万9,999円(クレジットカード払いも)
・ケータイキャリア決済払いの場合(au:10万円未満、docomo:5万円未満、SoftbBank:5万円未満)いずれも決済手数料100円を含む
・ポイントの使用上限はありません
◇不動産売買
つまり、上限金額が999万9,999円でしたら上限金額的には可能、ということになります。
しかし私自身メルカリを利用したことはありますが、不動産(家・マンション・土地)が売買されていたことなどありませんでした。
おそらくこれからもないと思われます。
しかし相手は「メルカリ」…何が起こるかわからないのも事実です。
過去には現金や陽性の妊娠検査薬まで売られていましたからね…その辺は少し考えものです…
というわけで、メルカリで売るには上限金額があるということがわかりました。また、購入も売却も、利用者がまともであっての前提での取引となりますし、メルカリを利用している層に不動産の購入や売却を検討している人がいるとは思えません。あまり現実的ではないので、選択肢として除外したほうが良いかもしれません。
大事な契約などは不動産一括査定サイトに登録して、プロである不動産業者の方にお願いしたほうが良さそうです。
◆ヤフオクの場合
以前利用者は多かったのではないでしょうか。オークションの先駆けであり、インターネットで物を売り始めた元祖ともいうべき「ヤフオク!」ですが、最近では様々なフリマアプリの誕生や、手数料のないフリマアプリまで出始め、ヤフオクの利用者は以前に比べると減りました。しかし、まだまだ巨大なシェア率を誇っています。その利用しやすさと幅の広さが人気の理由のようです。
「ヤフオク」には不動産カテゴリがあり、マンションや一戸建て、土地、その他に分かれて出品・落札が可能です。また、不動産の売買契約や代金の受け取り、重要事項説明や登記に至るまで行ってくれるヤフオクの専門業者に委託することも可能です。出品自体の手数料は無料です。ただし、契約時には仲介手数料が必要になります。不動産のヤフオクは「yahoo!公官庁オークション」となっていました。
(「公官庁」とは、地方公共機関側から発言している形になります。通常は国家機関側から発言すると官公庁となり、よく耳にするのはこちらでしょう。お互いに相手を上に見たくないという意識のように感じられます。)
また、「公官庁オークション」には「公売」と「公有財産」の2種類あり、それぞれの違いは下記のようになっています。
・「公売」:税金滞納者から差し押さえたものを売却
・「公有財産」:各行政機関の所有していた財産を売却
ちょっとした変化球になるとは思いますが、ヤフオクでも不動産売買は出来ることがわかりました。不動産の売り方は様々なので、あなたに合った方法を探してみてください。
(ちなみに…ヤフオクの不動産カテゴリにおいて2017年6月5日時点では、約219件出品されていましたが、入札が入っているのはゼロ件でした。どのくらい見ているかはわかりませんが、成約率はあまり高くはないと思われます。)
◆まとめ|ターゲットを見極め、成約率が高い売却方法を
いかがでしたか?
不動産を売却・購入するのであれば、専門のサイトに依頼したほうが成約率は高いかもしれません。もし、その方法を試した上で、希望通りにいかなかったという場合は、ヤフオクで再挑戦されてみてはいかがでしょうか?
基本的には「不動産一括査定サイト」をオススメします。
一度の入力で複数の不動産業者に査定を依頼でき、自分に合った業者と話すことで決定することが出来ます。不動産の相場を知ることが出来ますし、査定自体は無料なので気に入らなかったら複数回行うこともできます。
また、購入の場合はこちら(⇒【歴30年のベテラン投資家さんにインタビュー】不動産の購入で大事にしたいこと3つ)でも紹介したように、yahoo!不動産やat Homeなどで物件を見つけたりする方法があります。
それぞれの目的に合わせた探し方があるので、方法はいくらでもあると考えてください。今回紹介した「メルカリ」は不動産のプロではなく、またターゲットも不動産に興味がある層とは思えないので、不動産の売却目的では利用しない方が良いでしょう。
ターゲティングがわからないときは、こちら(⇒売却しやすいのは2LDK?3LDK?売却方法は間取りとターゲティングから)も参考にしてみてくださいね。
【その他イマドキ不動産事情記事はこちら】
⇒不動産ってビットコイン決済できるの?仮想通貨はここまで来た
⇒不動産売買取引、なんとしてでもポイントを付ける方法はないの?