初めて不動産を購入しました。
その際、出来るだけリフォーム費用を節約するために私自ら修繕やクリーニングを行ったので、費用を少し節約することが出来ました!
今回が初めての家購入ということもあり、右往左往しながらようやく落ち着いて振り返ることが出来るようになりました。これを通して、様々な発見や驚きがあったので共有します。
◆目次◆ |
1.まずは家紹介 2.リフォーム後、アフター写真 3.自分で直したところ 4.結果:75万円以上の節約になった! 5.思うこと |
1◆まずは家紹介
私が購入したのは九州で最も大きい県・福岡県の、人口密度の低い都市にある戸建ての家。親族の家の隣で、使い勝手も良さそうなので意を決して購入。儲かるという採算などはなく、単純に貸すか老後住むかくらいに考えていました。まったり住むには良さそうなので、スローライフがしたい人に持ってこいの物件でした。
その際に、長い間空き家だったこともあり、リフォームをしなければ使える状態ではなかったため、リフォームやら修繕やらしなくてはならないということがわかりました。
2◆リフォーム後、アフター写真
リフォームした後はこんな感じです。
あまり変化がないと感じるかもしれませんが、ビフォー写真があまりないので勘弁してくださ~い(>_<);;
畳の張替えや大幅な手入れが必要な部分は業者に依頼し、自分で出来ることは節約のため材料費のみで済んでおります。
どのくらい節約になったかは、後半で紹介します。
3◆自分で直したところ
次は簡単に、自分で直したところを紹介します。
ただし、このような記事を書くつもりがはじめはなかったので、ビフォー写真はありません。。ご了承ください…
素人が頑張って修理した雰囲気は伝わるかと思います。
日曜大工は好きなので、たまにやっていますが、素人に毛が生えた程度ですので、全然真似できる範囲だと思います。
ぜひ参考にしてみてください。
⇒障子の張替え
古い障子紙はシャワーなどで水をかけて濡らすと綺麗にはがれます。
障子の骨組みをたわしで洗い乾かして新しい障子紙を糊付けします。
素人でも意外に簡単綺麗に貼れます。
業者に依頼すると結構高いので、ここは問答無用で自分で直すことに決定しました!
見た感じも綺麗に貼れているでしょう!
⇒床のニス
透明ニスを床に塗れば床が見違えるようにピカピカになります。
古い木の板も磨いたようになります。
これは私自身も衝撃的でした。最近の新築物件やマンションなんかは安い木を使っていることも多く、古くなったら即剥がさなくてはならない粗悪品が多いように感じていましたが、古いものは古いなりに磨けばキレイになったり、ツルツルと輝いてくれるものです。
古い家ならではの良さに感動しました。
⇒シーラーで隙間補修
古い建物はどうしても歪があり隙間や穴が目立ちます。
シーリング材で隙間を塞ぎます。
これによって虫の侵入や隙間風を防ぎます。
⇒釘壁の穴の補修
穴埋めの粘土のようなパテが売っていますので適量を練って穴をふさぎます。
上から壁色と同じ塗料で目立たないようにペンキ塗りをします。
⇒木枠窓のシーリング
古い木枠の建具はガラスと木枠の間から水が漏れます。
透明のシーリングを施し雨風の侵入を防ぎます。
⇒薄茶色の塗り壁を漆喰壁に変身させます
下地材で塗り壁の剥がれを押さえて、塗り壁が落ちてこないように補強し、その上から漆喰の塗料を塗ります。
下地が見えるので2度塗りは必須です。全部で3度の塗りくらいするとかなり良いです。
また、ローラーで塗るとムラなく綺麗に仕上げることができます。
⇒外壁のひび割れのシーリング補修
外壁は完全防水が基本です。モルタルのヒビはしっかり塞ぎます。
⇒タイル目地の補修
お風呂のタイルの目地がすり減ったり黒ずんでいたら上から目地補修材を練りこみます。
目地が真っ白に蘇ります。
⇒浴槽の隙間の補修
シーリング材はここでも活躍します。素人でも意外と簡単に隙間補修ができて防水できます。
⇒トイレの長年放置されていた黒ずみ
ここはちょっと苦戦しました。長年放置されていたために、全然落ちないのです。重曹や協力な薬剤を持ってしても落ちず、途方に暮れていました。
しかし、薬剤でどうしても取れないトイレの黒ずみや水垢は紙やすりで擦ると綺麗に剥がすことが出来ました。これはなかなか予想外でした。化学が物理に勝った瞬間でした。
⇒床下収納口の取り付け
ホームセンターで床下収納の枠が売っていますので、
枠の寸法通りに床をくり抜いて、くり抜いた板を活用して枠にはめ込みます。
⇒玄関のシューズケース
古い備え付けの靴箱は色付きニスでピカピカに仕上げます。
こちらも、古い木材ですが良い木材なので磨けばピカピカに輝いてくれます。ニスを施せば完璧、玄関周りの印象がガラッと変わります。
⇒換気扇は取り外して強力洗剤で汚れ落とし
ビフォー写真がなくてわかりにくいと思いますが、これは薬剤でピカピカに蘇りました。化学の勝利です!
⇒襖の張替え
襖の張替えはクロスですると綺麗に仕上げられます。
襖は枠を取り外し、古い襖の上から糊付けクロスの余分な余白は襖の裏に回して糊付けします。
枠を取り付けるとクロス張り襖の完成です。
~~~~~とりあえず、以上~~~~~~
細かいところは含めず、大まかなところは自分で修理を行いました。
素人でも意外に簡単に古民家を補修できます。
古い建物は素材が良いものを使っていることがあります。
その素材を活かして壁や襖を変えるだけでも建物が蘇るものです。
古くて汚れた柱を濃い目のペンキで塗るとモダンになります。
ペンキがはみ出さないようマスキングテープで周りを保護してから塗ります。
そうすると、多少はみ出してもOK!心配であれば広い範囲にマスキングテープを貼りましょう。
こちらも、玄関の廊下を床用ニスで塗るとピカピカに光ります。
本来の木ならではの輝きですね。ニスだけで輝いてくれるので、費用はニス代のみで修理することができました!
4◆結果:75万円以上の節約になった!
当初もっとかかる予定でしたが、これでも精一杯節約しました!
リフォームやリノベーションが流行っていますが、家関連の依頼は思った以上にお金がかかるものですね。それを今回のことで痛感しました。
自分で出来ることは自分で行い、出来るかぎり節約したので自分的には満足です。
◇当初の見積もり
合計1,531,548 + 廊下のフローリング85,000 =1,616,548
その他の追加工事
- 襖30枚×3,500=105,000
- 壁塗り 70000×2部屋=140,000
- シーリング材でコーキング 20,000
- ペンキ塗装 ドア8,000×10枚=80,000
- 障子張替 3,000×12枚=34,000
- 網戸張替え 2,500×3枚=7,500
その他の工事合計 386,500
当初補修見積もり合計金額
2,003,048円
新見積もり金額
1,180,000円
自己補修材料費
65,813円
↓
↓
↓
補修のために実際にかかった費用合計金額
1,245,813円
↓
↓
↓
↓
節約できた費用
757,235円
な、な、なんと!!
結構節約できていました!当初200万円ほどかかる予定だったリフォーム費用が、120万円に抑えられました。
古い家を再利用することが目的だったので、大幅なリフォームは行わないにしても、現状回復でどうしてもこれくらいは必要だといわれていましたが、何とか費用を抑えることができました!
今回を通じて、私なりに思ったことがあるので共有したいと思います。
5◆思ったこと
今回、自分の家を自分で手を加えることによって、より愛着が湧いたというのがありました。
なかなか家を触れ合う機会はないものですが、丁寧にみていくことでよりその家の全体像がわかってくるというか、どうしたらもっと輝かせてあげられるだろうという思考になってくるので、家を頭でも体でも感じることが出来ます。
また、古い家はキレイに使い続けることによってより良い味がでてくるということも見えてきました。手入れ次第でより一層キレイになった床や玄関などをみれば一目瞭然です。
ニスでここまでキレイになるのであれば、大かがりなリフォームは必要ないのかもしれません。木や家本来の良さを活かし、ただ闇雲にリフォームはしなくて良かったなと思いました。
さらに、節約になったことによって私は大満足でした。(掃除や修理は大変でしたが…w)
いろんな物件があると思いますが、自分でしっかり手入れして、節約もして永~く使っていきたいですね。
また同時に、リフォームに掛かる費用はとても高いと改めて実感しました。クリーニング費用は広さにもよりますが、5DKほどだと20万円以上はかかります。床や全体の汚れ落としはホウキと雑巾でキレイにしたり、全体の修理をしつつ細かいところは材料を買ってきて自分で行うことでだいぶ抑えることが出来たと思います。家のこととなると一つひとつの作業が高くなってしまうので、見積額をみても「こんなもんか」と思うかもしれませんが、自分で出来ることがある場合もあります。1000万円単位のリフォームでなければ、節約できるところはありますよ。私は日曜大工の延長として楽しみながらやっていました。
あとは貸し出して内見を待つのみです♪楽しみながらやっていきたいと思います♪
また後日談があれば追記します。
最後までご覧いただきありがとうございました♪
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